初音ミク Project DIVAは何になろうとし、何になったのか そこから考察する音ゲーとキャラゲーの違いとは
本日は表題のやつのPSP版第二作目の発売日だそうです。
イメージとしてはPSP版は完全にキャラゲーになりましたね。
音ゲーの皮も脱ぎ捨ててますし。
一応言っておきますが、私はこれが音ゲーなのか、それとも音ゲーっぽい他の何かなのか気になったから興味を持ったわけで、いろいろ吟味した結果「これは音ゲーっぽかったけど実はキャラゲーだった」という結論が前作の時点で出ています。
キャラゲーを馬鹿にしているつもりはないですし、むしろキャラゲーだからこそ前作はナイスだと。
そのキャラゲー部分を伸ばしているんですから、続編として正解です。
連打ってのは音ゲー的には手っ取り早く難易度を上昇させることの出来る譜面です。
ただしそれは確かに難しくはなりますが、決して楽しいものではありません。
少なくとも私は、そう思っています。
それでは見てみましょう。
【PSP】初音ミクの激唱 EXTREME【ProjectDIVA 2nd】
それをこうもなぁ・・・。
攻略法は頑張って連打しましょう。
以上。
攻略もクソもねぇ。
どうしようもない絶望よりも見ただけでただ疲れる。
連打は運が絡みまくるんだからやる気もしねぇ。
やはり初音ミクとキャッキャウフフするためのゲームですな。
フルコンは愛がある人がやるよ。
大丈夫、キミなら出来る(笑)。
ちなみにクリアできないからクソゲー、ではない。
そこは本当に間違えちゃいけない。
良いゲームは最高難易度で「疲れ」じゃなくて「絶望」を与えるんです。
「こんなの出来るわきゃあねーだろっがあ!」って。
そう感じるかどうかは、個人差なので難しいねっていう。
コメント欄で指摘された通り、マーカーに対する対応ボタンが倍増してるそうです。
△が↑、□が←、×が↓、○が→と。
つまりPSコンでやるDDRと同じ原理ですね。
公式サイトには同時押しで矢印キーを使うとは書いてあるけど、それは書いてなかった。
重要なのに!
さてそうなると。
DJMAX Portableの5ボタンモードの真ん中のキーと全てが同じ役割か。
真ん中のキーにデフォで二つのボタンが割り当てられてるんです。(→と□)
だからなのか、その二つのボタンを使うこと前提にした譜面が振ってくることがあります(稀によくある程度だけど)。
これの三曲目の曲とか。
DJMAX PORTABLE2 MASAI 5bHD 他2曲
ちなみにこの5ボタンモード。
何か問題があったのか最新作のHot Tunesでは丸ごと削除される憂き目にあってます。
4ボタンモードの下の難易度を創設して、4ボタンを残して、6ボタンモードも残すという。
中間難易度消して大丈夫なのか?
というかCLAZZIQUAI Editionで追加した2ボタンモードはやっぱり駄目だった?
まぁ今回のとは関係ないか。
つまりは。
連打が交互トリルになりました。
これによって「見ただけで疲れる」ことがなくなってよかった。
その分難易度がだだ下がりしたような、あと結局楽しくなってるかというとまた疑問のような。
冥のハイパー譜面序盤の交互と同じ速度か・・・。
「歌に合わせた譜面でなければならない」という制約がある以上、音ゲー的快感はやはり見出しにくい。
そもそもあれは歌に合っているのか?
無理やりどうにかしようとした前作では完全ハマり待ちゲーの消失が出来上がってしまいましたし。
速く大量に、を行えばそりゃ難易度が上がりますが、同時に叩いてての楽しさも要求される。
譜面担当者は頭が痛いですな。
もしかしたら諦めた結果が激唱なのかも。
知らないけど。
そもそも音ゲーとは一体何なのか。
概念的な話ですが、思うに私は「プレイヤーそのものが主人公」の比率が高いゲームだと思うんですね。
大別してゲームには二種類のタイプというか、属性があると考えています。
まず「プレイヤーが操るゲーム内のキャクターが主人公」のタイプです。
プレイヤーキャクターとNPCが織り成すストーリーがメインとされ、あくまでプレイヤーはそれを操作する、ないしはそこに介入する。
RPGや、サウンドノベルがこの比率が高いですね。
そしてキャラゲーとはほぼ全てがコレです。
そしてもう一方、それが「プレイヤーそのものが主人公」のタイプです。
音ゲーやレースゲームなど、アーケードで稼動するゲームのだいたいはコレです。
キャラクターやストーリーはあくまで装飾で、メインはゲーム。
FPSで言えば一人用キャンペーンモードが前者、オンライン対戦モードが後者と言えば良いか。
アクションゲームがこれらの中間といったところ。
これらが、だから何なのか。
ゲームそのものの立ち位置が変わってくるんですね。
前者の場合。
ストーリーがある以上、誰かが書いた大きな道筋があります。
その道筋を、私たちプレイヤーはなぞるしかないわけです。
マルチエンディングで結末がたくさんあるゲームもありますが、そこで活躍するのはプレイヤーではなく、プレイヤーが操るキャラクターです。
主役となるのは画面の向こうの世界で、私たちから画面の向こうに参加するんです。
後者の場合。
音ゲーのシステムを思い出してみる。
画面に出てくる物体を、音楽にあわせてタイミングよく対応したアクションを起こす。
この時画面の向こうで行われることは、そのアクションの結果発表のみです。
あくまでプレイヤーの起こした結果発表のみに特化した画面、その時の主役は間違いなくプレイヤーでしょう。
ベンチプレスで200kgを上げた時、上げた人が主役であってベンチプレスは主役じゃありません。
画面の向こうの世界をこっちに持ってきてるというわけ。
目的(ゲームクリアやキャラクター萌え)と手段(ゲーム内容やシステム)。
このふたつのバランスというわけです。
どちらに重きを置くか。
ゲームシステムに特化してキャラクター萌えをおざなりにしたキャラゲーが多いから「キャラゲーはクソゲー」という思いこみがある(事実だが)。
ゲーム内容に凝って様々なシステムを採用してチューンナップした結果、一部の人しかついて行けなくなって「廃人しかやってない」という思いこみがある(事実だが)。
私がやってるIIDXを筆頭に、音ゲーは後者の属性の割合が非常に高いです。
全然悪くないしだからこそ私はやり続けているんですが、まぁ、なぁ。
タイプ的にはパーティゲームと同じなんですが、一人用に特化しましたからね。
一人用に特化したからこそ、その一人がプレイしていて気持ちいい、楽しい、やりがいのあるゲームにしないといけないんです。
連打が少なくなったのはそういう理由もあるんでしょう。
最近は毎作スクラッチだらけの曲が出てくるのも、皿好きの需要が高まってきてるからだと思い。
ちなみに、最近流行ってるMMORPGはある意味これらが行き着いた故のゲームだと思います。
大量のイベントを用意し、大量のキャラクターを投入し、オンラインでコンピュータではない生の人間を大量に集め、膨大な時間を必要とするシステムを組む。
ゲームをすることを目的とし、同時にその目的を達成するための手段としてゲームが用意されています。
しかも、オンラインサービスが存続する限り、永遠に。
こんなにも魅力的で、こんなにも未完成で。
私。
どちらも否定しませんが、「プレイヤー自身が主役となるゲーム」に偏った嗜好を持ちます。
そこは「共通の話題を誰かと共有したい」という私のちっぽけな寂しさと、「どうせやるのなら私がやれる最大限のパフォーマンスをしてやりたい」というちっぽけな自尊心と?
ま、なににせよ私はゲームを生み出す立場には居ません。
ゲームをプレイしてそれが面白いか否か。
それだけです。
どのゲームをやるかは私の勝手。
ってことですねな。
以上最後の4行でこれまでの文章全否定。
忘れて。
初音ミク-Project DIVA- は、音ゲーの皮を被ったキャラゲーか否かはてさてどうか
https://ankare2dx.org/122610086/
初音ミク-Project DIVA- は、音ゲーの皮を被ったキャラゲーっぽいことが確定気味
https://ankare2dx.org/122675891/
初音ミク-Project DIVA- は、音ゲーの皮を被ったキャラゲー(確定)
https://ankare2dx.org/122744754/
初音ミク -Project DIVA- がキャラゲーの皮を破り音ゲーへと生まれ変わることが出来るかの瀬戸際
https://ankare2dx.org/129584089/
ディスカッション
コメント一覧
2ndのシステムが矢印もボタンとして対応してるから、激唱も何とかならんわけではない。ま、あんだけの密度だと結局運ゲーだけどな。
>
え゙、そーなの!?
じゃあ連打ないわーっつってるこの記事、完璧に的外れやーん!!
げべげべ~。
はりすは終わってしまった。
DJMAXのプレイキューと同じで対応してないボタンも押してOKだった赤COOLから発展して、対応ボタンそのものを増やしたのか。
矢印も使うのはどっかで聞いたし、事実動画にも矢印マーカー出てたからそれかなって思ってたけど、そうか↑が△と同じとかそういうことかー。
そう考えるとむしろマイルド調整されたのか。
疲れるだけ度だと前作消失の方が上でしょうし。
プレイキューは否定派が大半ですが「使えるものなら顎でも使え」が心情な私ですから、あっている。
とかく「見ただけでただ疲れる」という最悪の状況が改善された。
よかったよかった。
ただ私にはあってますが、それが一般的な音ゲー度には繋がらないのが辛いところ?
何にせよ書き足さないとダメだね。
これは音ゲープレイヤー的に言えば、延々縦連打が延々トリルになったってことで、それはそれで疲れるし運ゲーな気がする。
ランダムで崩せればなあ。
>
ランダムで崩しても結局ボタンが4つしかないわけですからねぇ。
Sランダムみたいなことすれば私は良いと思います。
降ってくるマーカーが画面に散らばると言っても、表示されてからそれを押すまでの時間は十分あるんですから。
初代では右手しか使わなかったのでそういう譜面はアレでしたが、両手が使える今作なら大丈夫でしょう。
それを確かめるほどの興味はもうありませんが。
ちなみに公式サイトを見ようと「DIVA 2nd
」でググったら
他のキーワード:
初音ミク project diva 2nd 起動
diva 2nd torrent
ですって。
だいたいのゲームもググったらこんな感じですし、グーグル先生は相変わらず本当に鬼畜やでぇ。
俺が三次元から二次元の世界に行こうと色々と技術開発しているとき、女史は三次元で二次元の世界を相手に戦っていたのか・・・。
その結果が「あ゙ーゔぉ!」なんですねわかります。
>
いや、どっちかと言うと二次元を踏み台に三次元で戦ってたって事です。
戦う相手は人であり自分であり記録であり。
というか二次元に行くための技術開発が気になる。