ロックマンX7[PS2]

2022年4月14日

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http://www.capcom.co.jp/rockmanx7/
https://ja.wikipedia.org/wiki/ロックマンX7

ロックマンX暗黒三部作最終章の本作。
プラットフォームをPSからPS2へ移し、ドット絵だった世界を完全フル3Dにしたりしましたが、結果としてそれが裏目に出てしまった感じ?

パッケージには2D×3Dとの謳い文句。
2Dのステージと3Dのステージの比率は体感では3Dの方が若干多め(3D:2D=6.5:3.5くらいか?)かな。
数えてはいないので厳密にはわかりませんが。
あ、でも2Dステージなのにカメラが斜め上からみたいなステージもあったので、それの印象のせい多く感じてるのかしら。
現実はやっぱり知らないけれど。

システムは今までと同じくロックマンXではあるんですが、いかんせん歩行速度がやばく感じる。
脚が遅いというか、全体的にスピードが足りてません。
ダッシュのスピードで歩きたかったです。
よどみないハイスピードアクションってのが、ジリジリと進みつつ時に大胆にという初代ロックマンからの流れを、いい意味で破壊したXシリーズの長所だと思うんですがねぇ。
まああんまり速くてもあれだからこれはこれで慣れるしかないのかなぁ・・・。

あ、システムでいい点もありますよ。
ロックオンシステムとか待望ですね。
プレイヤーキャラクターの視野角範囲ならば斜め上の空中にいようとも地上にいる状態からブチ抜ける!
久々にエックスの弾が壁を貫通するので使い勝手も抜群でよかった。

と思ったら今度は「視野角範囲内限定」というのがネックに!
要するにプレイヤーキャラクターの向いている方向にしかロックオンされないのに、FPSなどによくある視点固定をしたままの移動が出来ないんですねー。
ほら、思いっ切り後ろ向きで、通常の走るのと同じスピードで、階段を猛スピードで駆け上がったりするときのアクションですよ。
いくらグラフィックがリアルになろうがこの超ゲーム的な動きは制限できないんだよなぁ」っていう感じの!
あれが出来ないので、ちょっとでも敵の攻撃を避けようと後ろに下がるとさっきまで気持ち良く撃ってたのが疎外されてムキャー!
特Aハンターなら後ろに飛びのきつつ撃たんかーい!

今まではそれが普通だったのに、相手との横軸を合わせなくてもいいという便利さを知ってしまったがために普通が不満に変わるというね。
仕方ないというか、詰めが甘いというか。

カメラの角度も結構問題。
斜め後ろ後方上空気味からの視点の2D(もはや擬似的ですが横スクロールというより奥スクロールに近い)とかなかなか違和感ありますし、3Dの全方向ステージは手前に行くのにかなり手前に行かないとスクロールしません。
そのかわり、自分でカメラ位置を操作できる仕様になっているので、自分でグルグルカメラを回していけば対応は可能。

対応は可能なんですが、対応していない3Dステージもあるという。
強制手前スクロールステージでもこの「かなり手前じゃないといけない」という仕様は変わらず、画面を縦に4分割したときの一番下にある分割地帯を進まざるを得ない状況になる。
というか上からの見下ろし画面で、その2/3くらいがボスってなんだ。
もちろん見えない部分(要するにプレイヤーから見て進行方向にいる敵)からの攻撃もバッチリだし。

他にはステージの判定の詰め方が甘く、斜めに設置された瓦礫の下部分は空中にキャラがひっかかって、空中に掴まっている状態。
rockx7.gif
すっげえ細かいし、特にゲームに影響を与える物でも全然無いんですけど、なーんだかなー。

あーとはー、新主人公のアクセルがエックスの噛ませ犬的な性能でしかない、ゼロが大幅弱体化で鉄砲玉的な使い方しか出来ないってのもありますね。
エックスが万能過ぎるだけ?

ボス戦は総じてよく作られてます。
2D画面だけど3Dを生かした倒し方をさせるボスも居ますし、ボス攻略に関して言えばよく出来てます。
それでもやっぱり一部ボスは理不尽要素がありますが、それはまぁ毎回のご愛敬。

個人的にラスボス第二形態戦は落ちたら即死というトラップはともかく、攻略自体はこの手のタイプとして王道とも言える感じで非常によい出来です。
褒められる点と言えばこれくらい。

それ以外は本当どうしようもない・・・。
スピードが売りのライドチェイサーは、爆弾回収ミッションのせいで最低速度でゆったりと巡回せざるを得ない。
レプリロイド救出は相変わらず高難易度で初見殺しで周回プレイ前提。
スキップできないイベント。
あんまり言いたくないんですが、頻発するロード。

という感じで、以上の通りちょっと(かなり?)微妙なゲームだったり。
まぁ微妙だ微妙だと人が言うほど、そんなに微妙なのかとやってみたくなりませんか。
というわけでやってみれる機会があるなら是非ドウゾ。
機会がないなら無理するな!