オリジナルSCP-██59-JP
アイテム番号: SCP-██59-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:SCP-██59-JPを発見した場合、速やかに研究担当者へ報告してください。研究担当者は職員と連携し、SCP-██59-JPが発する赤外線レーザーの光度を確認した後、眼にダクトテープを貼り付けてください。ダクトテープは200日ごとに新しく交換されます。現在までに█15体(内29体は死骸)のSCP-██59-JPを確認しています。
卵は5×5×10の鉄箱に入れ、サイト-████の保安ロッカー██3に収容してください。
概要:SCP-██59-JPは日本の電柱に似た未知の生物で、主に住宅街に生息しています。柱は一般的なコンクリート柱と同じ材質で作られていますが、鉄筋に相当する部位が█████で生成された██に代替されているためその強度は本来のそれよりも脆いものが多く見られます。
柱上変圧器に見える頭部からコード状の触手を伸ばし、電線に接触することで一日あたり100~102ワットほどの電気を「食べて」います。この頭部の中身は█████と███████が大半を占め、小さな脳も確認されています。
また、柱上部にある単眼から赤外線レーザーを照射して周囲を認識しており、霧がかかる状態で活性化した場合、その活動状態が目視でも観測できます。目線は半径15m以内の動く対象を追いかけますが、それ以上の行動は観測されていません。赤外線の強さはレーザー製品JIS規格におけるクラス1~3Aの光度です。
SCP-██59-JPは電気を摂取できなくなって█時間ほど経つと徐々に赤外線レーザーの光度が減衰していきます。例え電力供給が再び行われても一度減衰した光度は回復することはありません。連続して██時間電力供給が途絶えた場合餓死し、一切の反応を示さなくなります。
餓死する直前、産卵を行います。柱の中程から地面に向かって斜めにワイヤー状の産卵管を挿し、地中に卵を産み付けます。この卵を1ヶ月以内に地中から取り出さなければ孵化し、新たなSCP-██59-JPが地面から生えてきます。
地面の中に1ヶ月以上置かない限りは孵化することはなく、現在█5個の卵が保管されています。
SCP-██59-JPは著名人である████ ██の「██区で電柱の上のハトを見ていたらレーザーポインターでイタズラされた」というツイッターの書き込みに対し、計██ヶ所に済む███名のフォロワーが同様、または類似した被害を寄せたところから財団の興味を引きました。位置情報から場所を割り出しハトの捜索を行ったところ、ハトではなく電柱に擬態したSCP-██59-JPの発見に至りました。
電気を消費すること以外危険性はありませんが、赤外線レーザーの性質上動物の眼に深刻なダメージを与える可能性が考慮されているため、単眼部分にダクトテープを貼り付けることで目隠しを行います。このダクトテープを貼り付ける事によるSCP-██59-JPの反応は確認されていません。
@msoyu62k22 ビーム勢 pic.twitter.com/CCAxjV7lSA
— Śtz (@STZ_HuEgdw) 2014, 2月 2