メタルギア2 ソリッドスネーク[携帯アプリ][MSX2][PS2][Wii VC]

2022年4月14日

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メタルギア2ってわけで。
北米でだけ発売されたという「スネークリベンジ」ってのはなかったことに。

http://www.konami.jp/gs/game/mg2/
http://www.konami.jp/mobile/appli/metalgear2/index.html
http://www.konami.jp/products/dl_wii_mg2_msx_vc/
https://ja.wikipedia.org/wiki/メタルギア2_ソリッドスネーク

コナミ最後のMSXタイトル。(ACの移植としてこの後に「クォース」が発売されているので、厳密にはMSXオリジナルの最後の作品、という位置)
前作メタルギアと比べて色々進化してます。
グラフィックが大幅に向上したのはもちろん、新たにホフクアクション、レーダーの追加、無線で相手の顔が見られるとか色々。

前作のレビューと同じく、私がプレイしたのは携帯アプリ版です。

メタルギア
https://ankare2dx.org/172250634/

携帯アプリ版による変更点は、顔グラフィックの新規書き起こし(MSX版のスネークは完全に怒りのアフガン風)や一部名称の変更、2週目特典アイテムの追加、そして謎解きの修正。

謎解きの修正っていうのは、MGSの「パッケージの裏側を見ろ」というマニュアルプロテクト的な謎解きが今作にもあるので、それを携帯で解けるように組み直したというもの。
基本的にベタ移植であるアーカイブ版のMGSは、苦肉の策として公式サイトでパッケージを公開していますが、携帯アプリでそれと似たような事をやるのは、流石に不可能なので、適時修正したという感じ。

そんな感じのMG2ですが、リアルタイムでプレイ出来なかったのが悔やまれる出来でしたね。(当時3歳にもなってないけど
ネズミが信じられないくらい強いのと、ネズミの餌を取って来るミッションが異様にだるいのを捨て置けば、めっちゃ面白い。
まぁ、ネズミの餌は、敵兵を倒せばまれに手に入るんですが、もし真面目に取りに戻るとなると、すっごい逆走するはめになるんでうへあ。
むやみやたらとアイテムは使うなって事でしょうか。

さて、今作も敵に見付からないように潜入任務です。

ストーリーは、恐らく容量的制約バリバリだった前作よりも、はるかにボリュームアップしたことにより、小島監督が目指していた(と思う)映画的演出が随時見られるので、とってもワクワク。
ネタも良い感じですしねー。
MGS以降に見られる軽快な台詞回しもマッチしていて良いですし、ほとんど情報が出てこなかった前作に比べてはるかに分かりやすい。
ボスも初っ端のお間抜けな「ランニングマン」を初めとして個性派揃い。

前作から続投しているキャラも多数おり、その中でもやっぱり一番はグレイフォックスでしょうか。
MGSであそこまでのド変態になったのは、こんな理由があったんだなぁと。
というかこんな経験すれば、あんな変態になっても仕方ないなぁと。
この肉のぶつかり合い!!」とかなんとか。
地雷原で肉と肉のぶつかり合いかぁ。
地雷原って言うよりかは、周囲を地雷に囲まれた地雷爆破デスマッチっていう感じですが。
その上を平然と歩きまくるフォックス・・・恐らく自分で地雷仕掛けたから位置はばっちり頭に入ってるなコイツ。

あとはせっかくボスがたくさんいて、それぞれ個性派の面子が揃ってるのに、携帯アプリ版のクリア特典であるボスラッシュが全員とじゃない、のはちょっと残念。
・・・いや、嘘付いた。
クリア特典のボスラッシュで、たった一人だけハブられてる。
誰とは言いませんが、恐らく草むらに隠れててずっと見付からなかったんでしょう。
仕方ないね。

ギミックだと、やっぱり最後の最後のネタは面白かったなぁ。
MSXって恐らくドマイナーなハードだったんでしょうけれど、少なくともここの開発陣には愛されてたハードだったんでしょうね。

しっかし、ここまでのアクションとなると携帯での操作もちょっと大変。
まぁ慣れれば何とかなりますが、快適な操作・・・とは言い難いかも。
じりじりとした立ち回りを強制させられるので、ある意味ステルスアクションとの整合性はいいのですけれど。

それと、ダンボールを被った状態で敵兵に発見されると、あいつら問答無用で撃ってきます
調べる=撃つってどんだけ短絡的なんだよ。
持ち上げて調べろとは言いませんが、5発も6発も撃ってきやがるから死ぬかと思ったわ!
ダンボールは見付からないけど、危険。すごく。

あとカセットテープでザンジバーランドの国歌を流すと、敵は直立不動で「気をつけ!」しちゃって、楽に移動出来ます。
リアルよりもゲーム部分の面白さを追求した感じですね。
ちょうどMGS3の冷戦ユニフォームみたいな感じかな(正面にソ連国旗があしらわれた服で、そっちを敵に向けている限り撃ってこない)。

という感じで、MGS以降の基礎となる要素がこのMG2には詰め込まれて居ますので是非やるべき。
設定とかは、流石にこの頃にMGSの構想は無いので、結構後作と比べれば矛盾しちゃってますが、それでも、この作品単体で出来が良いので、やっぱりオススメです。
さらに前述の通り、MGSファンならにやりとする演出も多多含まれているので「あのシーンはこのシーンが下敷きになっていたのか」と楽しくなること間違いなし。
一部の謎解きとかが多少だるいだけで、難易度もそれほど高くありませんし、現在でも携帯アプリ、PS2、Wiiのバーチャルコンソールと遊べる環境は揃っているので、容易に出来ます。

さぁ~、皆でザンジバーランドに潜入だー!!
おやつは胃の中に入れて持ち込むタバコだけっ!